地味系男子の折原明隆と、ぽっちゃり気味な人見知りの石見千紗希は中学からの友達だった。 同じ趣味を持ち、異性であることを気にせず肩の力を抜いて過ごしていた。 高校入学後、優しくしてくれたクラスのイケメンに一目惚れした千紗希だったが、夏休み直前に教室での会話を聞いてしまう。 『あんなデブが彼女とか絶対無理だし』 人知れず失恋し、落ち込む千紗希。 「俺、悔しいよ。お前があんな馬鹿にされて笑われて」 本音を吐き出した明隆は、千紗希に『可愛くなって見返してやろう』と提案する。 そして、夏休みが明け。 ダイエットに成功し、美少女になった千紗希は、教室内を騒然とさせた。 ……のだが。 「やっぱり、折原くんの隣は落ち着くね」 と、これまでと変わらない距離で接してくる。 ――可愛くなってその距離は反則だろおおおおおおおおおお!!! 人を見た目で判断する男子に怒った手前、可愛くなった友達にドキドキしているなんて言えるはずもなく……。 可愛くなった千紗希の変わらない距離感に、明隆は友達であるために平然を装うが――。
独自の基準で選んだ、今週の注目ネット小説。毎日更新。
ネットゲームで仲良くなった奴らとの初めてのオフ会。 そして、パーティーメンバーが全員、剣道部のデカ女だったことを知る。 これって、今更気づいてももう手遅れってやつ……?
どこにでもいる普通の営業マンだった城立昭典は大のウイスキー好きであった。 そんな彼は念願のオールドボトルを飲んで意識を失ってしまい、目を覚ました時には――異世界で巨大な猫に転生していた! チート持ちであることが判明したため幸い生きていくのは問題ないのだが……異世界を知っていくうち、この世界にはウイスキーがないという事実に絶望する。 だがないのであれば作ればいい。 幸いなことに彼がやってきたのは、農作物は豊かだが特産物がないメイヤーズ伯爵領。 だったら作ってやろうじゃないか……前世知識を使って、最高のウイスキーを!
東城 東(とうじょう あずま)は、誰もが認めるお人好しだった。 しかし中学最後の春、同じ日に起きた三つの事件で、彼の心は完全に砕け散る。 朝に、保身のために自分を裏切った、幼馴染の西月麗花。 昼に、承認欲求のために自分の才能を搾取した、生徒会副会長の詩乃北悠衣。 夕方に、命がけで守った直後、ギャルノリで自分を「ウザくてキモい」と罵倒した、南美律。 「二度と、誰も救わない」 感情を凍らせ、誰も自分を知らない『浅葱高校』へと進学した東。 しかし、運命の悪戯か、同じ「1年B組」の教室には、東の心を殺した三人の少女が全員集結していた。 今にも泣き出しそうな目で、罪悪感に震えながら縋り付こうとする彼女たち。 だが、東は口元に完璧な「営業用の笑顔」を貼り付け、冷徹なバリケードを展開する。 「――おはようございます。これからの一年間、クラスメイトとして『平穏に』過ごせることを祈っています。どうぞよろしくお願いします」 怒りも恨みもない。ただの『人生に関係のない風景』としての、丁寧すぎる他人扱い。 その絶対的な距離感に、少女たちは骨の髄まで凍りつき、どん底まで曇っていく。 そんなお通夜状態の教室で、東の心の壁を無邪気にステップオーバーしてくる少女がいた。 過去を何も知らない「真ん中」の少女――真中静玖。 「もー、敬語禁止! 私のこと、静玖って呼んで!」 静玖のひだまりのような温かさに、少しずつ、だけど確かに溶かされていく東の心。 一方で、自分たちには絶対に貰えない「年相応の素のトーン」を静玖に向ける東を見て、三人の元加害者たちは激しい嫉妬と終わらない後悔で血の涙を流し、さらに狂っていく――。 これは、心を殺された少年が本当の愛を知る物語。 そして、彼を裏切った少女たちが、一生消えない罰に擦り潰される「遅すぎる後悔」の物語。
消去法で探索者になった涼風凍也は、自身がユニークスキル「ガチャ」の保持者であると知る。 そこから現れたガチャ妖精「ラピス」と共に、レベル還元によるSP取得とステータスの爆速成長ループへ突入。 天井報酬のSSRやSRで手に入る数多のスキルを武器に、徹底して目立たない週休三日のホワイト労働生活が始まる。
異世界転生したら、愛読小説の悪役イケメン王子になってしまったアラフィフおじさま。 のほほんとした性格で、冷酷王子を演じる度胸なんてない。 しかしそんなおじさまの癒やし系オーラに、敵味方問わずみんながおじさま推しに……!? 敵対するはずの王子、騎士、豪商の息子たちのトラウマを茶飲み相談で優しく溶かし、主人公の聖女の境遇にはコンプラ遵守!セクハラパラハラはNO!と王族権力で全力庇護。 ――そんな気配りを続けていたら、いつの間にか愛されルートまっしぐら! 平和主義のおじさまは平穏なスローライフを目指して今日も頑張ります!
あー、中世ナーロッパで奴隷の女を買って美味いもん食わせてさすごしゅさせるタイプの超古典派テンプレなろう小説が読みてー。 主人公が勢力を築き上げてどんどん領土拡張しながら内政するタイプの話を読みてー。 よし書こう
目が覚めると、俺は学園恋愛ゲーム『恋色メモリアル・ノート』の世界に転生していた。 しかも立場は、主人公の親友キャラ。 本来なら原作主人公・御影晴親の恋愛を応援し、攻略ヒロインたちとの仲を取り持つ便利な脇役のはずだった。 だが、目の前の晴親は原作の主人公とは違っていた。 幼馴染を「放っておいても戻る」と笑い、委員長を「怒らせれば進む」と茶化し、困っている女の子を助けるためではなく、自分がいい場面に立つために動く。 こいつも、転生者だ。 そしてこいつは、この世界の女の子たちを人間ではなく、攻略対象として見ている。 なら、俺は親友キャラなんて降りてやる。 笑って我慢していた幼馴染が、自分の予定を選べるように。 怖い委員長扱いされていた彼女が、怒る前に誰かを頼れるように。 原作主人公の攻略ルートは、俺が全部潰す。
転移者と転生者が数多く存在する『チート能力のインフレ』が起きた異世界。 周囲が『剣聖』や『魔導王』などの固有スキルで無双する中、主人公に与えられた能力はいつでも日本と異世界を往復できる【日本帰還】だった。 戦闘力皆無の主人公は日本の物を持ち込みながらのんびりと暮らそうと考えていたが、他の能力者達に狙われそうなため、転移者であるSランク冒険者に保護を求める。その代わりに彼女の日本での心残りを晴らしてあげたところ、一気に懐かれてしまった。 他にも前世で冤罪をかけられたまま転生したOLの汚名を晴らし、日本の物資が欲しい王族などの仲間を集めていくと、主人公を中心にしたチート持ちのヤバい集団ができあがっていく。 主人公と日本の物資が異世界のパワーバランスを激変させていき、さらには日本のパワーバランスまでも……。 ※小説家になろう様でも投稿しております
田川 奏多は高校生一年生の頃サッカー部の期待の新人として活躍していた。幼馴染の恋人、山川 雪と順風満帆の青春を送っていた。 ある日、盗撮事件が起き奏多は冤罪をかけられる。周りの友人や恋人の雪も奏多から離れ、精神的に病んでしまい自主退学をし祖父母の所に引っ越してしまう。 バイトをしながら通信制高校に通い日々を送っていたのだがバイト先の先輩と仲良くなり過去の事件の核心に迫る。
「私、あなたみたいなヒモ男が一番嫌い」 僕の幼馴染、相澤結衣(あいざわ ゆえ)は人気VTuberだ。 底辺だった頃から、僕――小町翼(こまち たすく)は彼女を裏方として支えてきた。 けれど結衣は、憧れの男性VTuberに惚れた途端、僕の想いごと踏みにじり、罵倒して切り捨てる。 僕の初恋は、最悪の形で終わった。 もう二度と、誰かの夢を本気で支えたりしない。 そう決めた新学期、隣に引っ越してきた地味な転校生・水田芽生(みずた めい)の正体が、底辺VTuberだと知ってしまう。 騒音トラブルをきっかけに、なぜか僕は彼女の配信を手伝うことになって――。 「わ、私の家に来てくださいぃ……!!」 不器用で卑屈で、それでも夢を諦めない芽生。 彼女と関わるうちに、止まっていた僕の日常が少しずつ動き出す。 僕を切り捨てた結衣が後悔するとも知らずに。 恩知らずの幼馴染に捨てられた僕と、底辺VTuberの隣人少女の、騒音トラブルから始まるVTuberプロデュースラブコメディ。
大学デビューに挑戦すらしなかった実家暮らしの大学生、田町真人。 一方、真人の妹の明美は、高校に進学すると何やら元気な友達ができたようで——ある日、夏希という女の子を連れてきた。 なぜか妹の隙を見てエッチなお願いをしてくる夏希。俺が拒否しても全く通用せず、ついつい流されてしまう。 「今から隠れて、チューしましょうよ。……アタシ、いけない子ですか?」 何も知らない妹は、「夏希ちゃんね、お兄ちゃんのこと『理想のお兄さん』って言うんだよ!」と、嬉しそうに報告してくる。 次第に友達が増えていく妹。兄として喜ばしい限りだ。他にもどんどんと友達を家に連れてくるところまでは良いが、なぜかみんな俺を狙ってきて—— 始まりは不純な関係。でも、だんだん彼女たちと心まで繋がっていく、ハートフルなラブコメ。
上流階級向けの芸人一座が主流となり、子供や大衆向けのものは見向きもされなくなった。しかし世間からおっさんと言われるようになりつつある主人公ハルは、子供向けにも需要があると思っていたが、それらを切り捨てたい座長に追放されてしまう。 しかし途方に暮れるハルに、二十年近く前に自分の周りをうろちょろしていた鼻垂れの子供達が美しく成長し、援助を申し出てくれる。 こうして複雑な悲劇が持て囃される時代に、大衆向けの劇と芸を演じる男が、自分の道を信じて歩き出す。 その横で無自覚勘違いの力が悪党の全てを握り潰す。粉砕する。叩きのめす。悪党の友情? そんなものは勘違いだ。今すぐ仲違いしろ。悪党の努力?それは間違っているから忘れろ。悪党の勝利? そもそも存在しない。 熱いと錯覚した物が触れて皮膚が爛れるというのならば……死んだと勘違いして果てろ。主人公補正がない悪党に、勘違いと無自覚が襲い掛かる。 この作品は小説家になろう様にも投稿しています
男女比が崩壊した貞操逆転ゲームの世界に異質の存在である性別を隠している男の娘として転生した主人公、真城凪。 そしてひょんなことからゲームのヒロイン達に性別がバレてしまう。 「まっ、なんとかなる!」 そう余裕そうにしていたが—— 「凪……愛してる……♡」 「あなたの為なら、私の全てを捧げます」 「逃がさないよ? 凪くん♡」 何故かヒロイン達がヤンデレ化していて——
高校二年生の田中悠満は、家に帰るのが嫌いだった。 酒に溺れ暴言を吐く父。 見て見ぬふりを続ける母。 生活費を奪われ、進学を否定され、人格を否定される日々。 それでも悠真は耐えていた。 自分が我慢すればいいと思っていた。 だがある夜。 隣家からの通報を受けて駆け付けた女性警察官が、その考えを否定する。 「君は悪くない」 そう言い切ったのは、生活安全課の警察官・水野光咲だった。 そして彼女の夫であり、児童虐待やDV案件を専門とする弁護士・水野裕太は静かに告げる。 「証拠はあるか?」 「あります」 「なら大丈夫だ。君は一人じゃない」 録音データ。 写真。 診断書。 学校の記録。 消された生活費の履歴。 積み上げられた証拠は、少しずつ真実を明らかにしていく。 親だから許されるわけじゃない。 家族だから我慢しなくていい。 助けを求めることは逃げじゃない。 これは毒親に人生を壊されかけた少年が、警察官の義姉と弁護士の義兄に守られながら、本当の家族と居場所を見つける物語。 泣くための物語ではない。 幸せになるための物語だ。
側室は置かないと誓った王は、別の令嬢へ口づけた。 それでも王は、王妃エレノアなら分かってくれると言った。 十年支えた夫の裏切りを知った時、エレノアは泣き叫ばなかった。 王妃としての務めは果たす。 けれど、妻として差し出してきた愛情はもう返上する。 一方、王の寵愛を得たと思い込んだ伯爵令嬢セリーヌは、白薔薇、茶器、舞踏会、王妃席、慈善市、そして王妃の印章へ手を伸ばしていく。 静かに見届ける王妃。 増長する令嬢。 そして、失ってから愛に気づく王。 白薔薇の誓いは、もう戻らない。
魔獣が跋扈し、人類が生き残るために「完全栄養食」しか食べなくなった絶望の世界。 前世の飽食の記憶を持つ中学一年の塩屋膳次郎は、毎日の不味すぎる泥のような食事と、無駄にでかくなる己の身体の「燃費の悪さ」に限界を迎えていた。 「腹減って死にそう……そうだ、穴(ダンジョン)に狩りに行こう」 人類の死地である『|穴倉《ダンジョン》』。 しかし膳次郎にとってそこは、手付かずの自然が残る、獣や魚、それに果実が自生する絶好の食糧庫だった。 「膳次郎。あまり無茶はするなよ」 お家の為に死地へ向かうのだと勘違いし、思い詰めた顔をする家族。 命懸けで戦う真面目な狩人たち。 周囲がシリアスに絶望と戦う中、膳次郎の頭の中は「どう焼くか」「どの部位が美味いか」でいっぱいだった。 重苦しい世界観を、ジュワァァと爆ぜる脂の音と焦げた匂いがぶち壊す。 終わっている世界でただ一人、己の胃袋を満たすために突き進む「すれ違い」グルメ・サバイバル!
世はアイドル戦国時代。毎日のようにアイドルが生まれ、毎日のように消えていく。 そんな目まぐるしいサイクルの中、伝説のプロデューサーの息子である早坂ゆうまはアイドル事務所に所属して何人ものアイドルを担当した。 しかし結果は惨敗。全員のプロデュースに失敗した俺は無能の烙印を押されて業界を去った。 その後は一般人として暮らし始め、もうアイドルとは無縁の人生だと思っていた。 そのはずなのに――。 「プロデューサー、ご飯にします? お風呂にします? それとも担当アイドルにします?」 なぜか元担当アイドルたちが俺の家に入り浸ってきた。 しかもみんな距離感がおかしい。 挙げ句の果てには力づくで襲おうとしてきて——、 「私を普通の女の子にした責任、取ってもらいますからね?」 これは無能プロデューサーだった俺が、元担当アイドルたちに囲まれて逃げられなくなるまでの物語。
死の大地と呼ばれる辺境地。 そこの領主になってしまった俺、アラン・ライラック。 明日にも滅んでしまいそうな危機的状況。 王国や周辺領主、知り合いの貴族に応援を頼んだら、元聖女、腹黒参謀、社畜調合師、元Sランク冒険者、勇者パーティの雑用係、氷の悪役令嬢、と癖は強いもののやたら有能な奴らばかり領地へやってくる。 その結果、滅亡しかけていた領地は瞬く間に発展していく。 後になって領地に送った奴らを返してほしいと言われるがそんなこと、俺には知ったことじゃない。 辺境と侮っていた奴らを見返していくんだ――。
ぼく、海野 葵はペンネーム泡沫として絵を描き続けていたら休むことを忘れ過労で倒れてしまい目が覚めると性別が変わって美少女になってしまった。 大学を卒業してからイラストレータとしての道を進み様々な絵を描き沢山の人に評価してもらってきたたぼくだが知らないうちにたくさんの人の脳を焼いていたようで…? 初めてカクヨムで投稿する上に長編小説を書くのも初めての初心者なのでどうか温かい目で見てくれると助かります…